中学受験
2006年10月12日
入試科目を、2科目と4科目のどちらかを選択できる入試方式が増加してきている。以前は、試験科目が算数・国語の2科目の学校を志望している人は、2科目の受験勉強をし、4科目入試の学校は受験できなかった。試験科目が算数・国語・理科・社会の4科目の学校を志望している人は4科目の受験勉強をするため、2科目入試の学校を受験するのは不利と考えられていた。
しかし、学校側が受験機会を増やすために、2科目でも4科目でも受験できるように考え現在の試験方式になっている。
この場合の合格者の選定方法は、まず募集人数の一定の割合(5割から8割程度)を、全受験者の算数国語2科目の合計得点で上位から取り、残りの人数(5割から2割程度)を4科目受験者のみを対象に、4科目合計得点の上位から取るもの。
つまり、2科目受験者は、2科目での選抜の場合しか対象にならないのに対して、4科目受験者は、2科目と4科目での両方の選抜の対象になり実質倍率が低くなり、合格の可能性が高くなる。
日大二中では、合格者の75%を2科目の合計点の上位者、残り25%を4科目の合計点上位者。
日大三中は、70%を2科目の得点で採用し、残り30%を4科目の得点で採用する。
桐光学園中では、2科目の得点順で80%合格、残り20%を4科合計点で選抜。
鎌倉女学院中は、2次試験の2科目で、募集人員の7~8割を選抜し、残りの2~3割を4科目の点数で選考する。4科目は2回選考のチャンスがあり、2教科に比べ有利だという。
栄東中は、04年度入試結果を見ると、4科目入試のみの東大選抜と2科目入試のみのD日程を除く、すべての入試で4科目合格者が圧倒的に多く、90%近くが4科目受験で合格している。
開智中(埼玉県)は、第1回入試で、2科目受験者は合格する人が少なかったので4科目のみにしたという。
洗足学園中、第1回入試では、2科目の合計点で上位80%を合格とし、73人が合格。うち2科目受験者の合格は18人だった。残りの20%は、4科目の合計順で決められる。結果として、2科目受験の合格者は、114名中18名しかいなかったことになる。
武蔵工大附属中は、第1回の合格者は、70%を2科目の上位者、残り30%を4教科受験者の合計得点の上位から決定する。第2回は、50%を2科目上位者、残り50%を4教科受験者の合計得点の上位から決定する。そのため、4科目受験の方が有利という。
一方、田園調布学園中のように2教科入試の方が若干有利という学校もある。4科目入試への移行を考えているが、現状は2科目入試を重視しているという。
04年度は2教科で約80%、4教科で残り20%の合格者を決定した。05年度入試では、2教科で約70%、4教科で残り30%の合格者を決める予定。4教科受験の合格枠が少し広がるが、依然として国語、算数の2教科入試の方が有利という。
一般的な傾向として、難関校は、4科目入試が多く、4科目を選択する生徒の学力が、2科目より高いため、4科目受験での合格者のほうが多く、入学後の成績も4科目での合格者の方がよい傾向にあるようだ。
今日も頑張っていこう!!by 家庭教師のジャンプ(東京支部)



