松尾芭蕉「おくのほそ道」
2009年11月12日
テスト勉強は進んでいますか?
中にはすでに試験が終わった方もいると思います。手ごたえや結果はいかがでしたか?
中学三年生のみなさんはテスト範囲の中に、松尾芭蕉の「おくのほそ道」がありますね。
松尾芭蕉は旅の途中で目にした情景・耳にしたものと、そこで感じた気持ちを俳句で詠んだことで有名な人物です。
しかし、情景の美しさと気持ちだけを書きつづっているのではありません。
例えば代表作のひとつに「閑かさや 岩にしみ入る 蝉の声」があります。
(「静けさや 岩に染み入る 蝉の声」と書かれることもあります。)
この句に関して、「蝉の大きな鳴き声」と「静けさ」の両方が含められていることで、不思議な気持ちを持った方も多いのではないでしょうか。
「静けさ」とは、周りの環境が静かなことを指しているのではなく、松尾芭蕉自身の、内なる音を聴く姿勢を意味しています。
人間は心が静けさを保っている状況だと、自分の体の中で何が起きているのかを感じることが出来ると芭蕉は考えました。
例えば、心臓の音、呼吸音、血のめぐりなど、、、生命の音・動きを感じることが出来る。そういう意識の元に、「静けさを聴く」中で蝉の声も聴いています。そしてそのふたつの生命ををリンクさせています。
(他の作品も、同じように考えられます。)
このように情景と心情に加えて人間の生命力を重ねていることが、松尾芭蕉の俳句の素晴らしさを物語っているのかもしれませんね。
もう一度、教科書でもよいので「おくのほそ道」を読んでみてください。新しい発見が、あるでしょう。
今日も頑張っていこう!!by 家庭教師のジャンプ(東京支部)

