文章を書く時ー読点の使い方ー
2009年12月12日
定期テストが終わりましたね。みなさん、ホッとしていますか?変わらず、体調管理に気をつけてくださいね。
今回は読点・「、」を使うことで文章がどう変わるかを話したいと思います。
まずは例文をひとつあげてみましょう。
「忘れものに気づいたお母さんは急いで学校に向かった僕を追いかけた。」
これでは急いだのが誰なのかがわかりませんね。そこで、読点が大切になってきます。
・忘れ物に気づいたお母さんは急いで、学校に向かった僕を追いかけた。
この場合、急いだのはお母さんですね。
・忘れ物に気づいたお母さんは、急いで学校に向かった僕を追いかけた。
こちらは、急いだのは僕ですね。
このように、読点は文章の内容を決める場合が多々あります。気をつけてくださいね。
また、ちがう形で読点を生きたものにしている文章があります。実際に家庭教師での指導を行った生徒さんが授業で書いてくれた詩です。
私は、海になりたい
だけどなれない
だからながめるだけでいい
ずっとながめるだけでいい
海になりたくてもなれない自分を描いた詩ですが、一行目に注目してみましょう。「私」と「海」の間に読点をいれていますね。それは、私と海は違うものである・相容れない存在である主張を、二行目の「だけどなれない」という具体的なことばの前に表しているのです。そして「遠くから愛しい気落ちを持つ」に至っています。
他にも、歯切れの悪い、うしろめたい感情を文章にするために一文にたくさんの読点を入れる表現方法もあります。たとえば「僕はあの時○○だった」と「僕は、あの時、○○だった、」では受け方がちがってきますね 。とても人には言えない自分の気持ちを、ポツリ、ポツリとためらいながら話すような印象を読み手に与えることが出来るのです。
このように使い方次第で、読点は心情を表すことも出来ます。
作文や小論文を書く場合、言葉づかいや文脈(つながり)、原稿用紙の使い方に重点を置く傾向があるでしょう。もちろん前提として大切ですが、「読点も文章を決定づけたり自分の個性を充分に引き出すことが出来る」ということも意識してもらえたらと思います。
今日も頑張っていこう!!by 家庭教師のジャンプ(東京支部)


