ものの数え方
2010年01月13日
東京でもようやく遅い初雪が降りました。
受験生の皆さんは入試本番が近づいてきていますね。最近は胃腸炎も併発する風邪が流行しているようです、気をつけてくださいね。
今回は、「ものの数え方とその由来」について書きたいと思います。
年賀状を書いた方も多いと思いますが、ハガキの数え方は状態によって変わることはご存知ですか?
何も書かれていない場合は「一枚」と数えますが、何かを書き込んだり、ポストに投函した時点で「一通」へと変化します。
また、ハガキは「一葉(いちよう)」とも数えます。葉のように手のひらに乗る薄さで、ひらりと舞い落ちていくことから生まれました。
次にたんすですが、「一棹(ひとさお)」と数えます。
昔、たんすには(和だんすとなりますね。)両脇に棹を通す金具がつけられていました。そこに棹を通して二人で持ち運んだことが由来となっています。
(大名行列の、大名がかごに乗って運ばれる様子を想像してみてください。それと同じような形で移動されていたのです。)
山にも数え方があります。「座」と言います。
山の形が、人間が(あぐらをかくように)座っている様子に似ていることから名づけられた数え方です。
続いてウサギの数え方です、「一羽(いちわ)」である事は有名ですね。
これは、明治時代以前は「肉を食べると天罰があたる」という仏教の教えがあったために、四足の動物(「匹」・「頭」と数える生き物ですね。)を食べることが禁じられていた事が始まりとなっています。
禁じられているとはいえ、病人の体力回復のため、狩猟した鹿や熊を「薬喰い」と言い少しずつ肉を食べろ事は許されてはいました。
しかし「薬喰い」と称しても、動物を殺生して食する事はためらいがありました。
そこで羽のような大きな耳を持ち、ぴょんぴょんと飛ぶウサギは鳥と同様とみなしました。そして、「ならば一羽・二羽と数えよう」と考えました。
少しは後ろめたさがなくなり、たくさん捕まえて食べることも出来ると思ったのでしょう。
それが今でも定着して「一羽」になったのです。
このように、数え方には昔の人々の知恵と想像力が大きく働いています。ひとつひとつのものを観察し何かの姿に重ね、名づけています。
皆さん、もちろん他にもたくさんの数え方があります。是非語源から調べてみてください。面白い発見がありますよ。
今日も頑張っていこう!!by 家庭教師のジャンプ(東京支部)


