学ぶということ。
2010年04月19日
前回、作文に関係するお話を少ししましたが、最近、
国語の苦手な生徒さんと一緒に、作文練習をしています。
毎回10分間、1コマ(45分)で3つのテーマで作文をする、
というものです。
また、生徒だけに書かせるのではなく、先生も生徒も、
同じテーマで同時に作文をするので、10分後には、
3~5分ほどお互いの作文を読んで感想を言い合います。
文章は書けば書くほど発見があり、学び取って上手くなります。
作文が苦手な生徒さんは、様々な原因がありますが、
要約すると、全てに言えるのは、「何を、どう書いて良いのか解らない」
ということになります。
原稿用紙を正しく使えて、文章を上手くまとめられれば、
誰でも、良い内容の作文が書ける可能性があります。
実は先日、冒頭の作文練習で、ある生徒さんが書いた作文に、
感心してしまって、言葉が出なくなったことがありました。
その生徒さんは、文法事項や漢字の勉強はこつこつやってくれて、
効果も出ているのですが、時間が限られる作文(学調対策など)は、
緊張してしまうのか、細かなミスで減点されてしまいます。
(意外と、「あるある!」と思って読んでくれている人も多そうですが・・・)
そんな彼女が先日書いた作文が、要約するとこんな内容です。
テーマは「学ぶということ」、制限時間10分、実際の字数は200字でした。
学ぶということは、冒険に似ていると思う。
この先に何があるか解らない森の中を歩いていくのに似ている。
そうして歩いていくと、必ず何か発見があるはずだ。
その発見の先には、またさらに別の発見がある。
何かを発見するその先に、新しい冒険が待っている。
・・・・・・・・・本当に、素直に、感心してしまったのです。
もちろん(?)、漢字の間違い、助詞の選択ミスなどで、
多少は減点にはなってしまうのですが、内容はとても深いものでした。
何かを勉強していて、新しい発見をした時や、新しく公式などが
使えるようになった時、解ける問題が増えた時に嬉しさを感じながら、
そうやって、一つ一つのハードルを超えて学問に挑んでいくことは、
学ぶという上で、とても大切なことです。
彼女は、ちゃんと学ぶことの意義を感じていて、学ぶこと、
勉強することを、楽しいと感じてくれているんだということが
伝わってきて、とても嬉しくなりました。
作文が苦手な人は、自分の意見を表現するのが苦手なだけで、
本当は、周囲の人たちを惹きつけるような意見や考えを持っていたり
するんだと思います。 そんな人たちが、文章を正しく読み取れて、
自分の意見を正しく相手に伝えられるようになったら・・・
それは、本当に素晴らしいことだなぁ、としみじみ思いました。
大学受験を考えている高三生も、高校受験を考えている中三生も、
自分の志望動機や様々なテーマの作文・小論文を
「受験」という枠の中で書いていく機会が、より多くなると思います。
今回ご紹介したエピソードが、皆さんのお役に立てばうれしいです♪
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