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思い出話 「不登校生が登校したあと」

2015/04/13

 今回は少し思い出話をします。
何故、この話をしようと思ったかを簡単に説明しますと、
私が担当している不登校の生徒さんたちが、
嬉しいことに新学期から登校し始めたからです。

生活リズムの見直しの話を保護者の方を交えてしたり、
いろいろ話を聞いて相談に乗ったりしながら迎えた新学期、
こんなに嬉しいことはないです。………本来であれば。

話は数年前に遡ります。

 そもそも私は、いじめやハンデの為に学校に行きたくても行けない、
夢があるのにそれを諦めそうになっているなど、苦しんでいる生徒さんの
役に立ちたくて、学校教師ではなく家庭教師を選んでいます。

 その目的を理解してくれている多くの先生方の助けもあり、
多くの生徒さんと出会い、支え、助けることが出来ました。

 以前、何例か続けてこういったことがありました。

 生徒さんから、指導開始してまもなく、
「先生はどうして家庭教師になったの?」 と尋ねられました。
今思うと、どの子も自分を変えたいと悩んでいました。

私は、素直に 「長いよ」 と前置きして、真剣に話しました。

自分がいじめに遭ったこと、その結果自分はいじめに苦しむ生徒を
ちゃんと助けられる先生になろうと思ったこと、それには生徒を1/40
として見ていては駄目で、1/1として向き合ってくれる先生になろうと
思ったので家庭教師をしている
こと、今何かに悩む生徒さんたちの
助けになれているから、高校生当時の私の夢はジャンプのおかげで
叶っていること、などなど、いろいろ話をしました。

 自分の身の上話を長くするのも勉強時間がもったいない上に照れ臭い
ので、いつも10~15分に収めるようにしていますが、この話をすると、
生徒さんの目の色が変わっていくのが解ります。
もしも、私の話を聞いてくれた生徒さんが、
「自分でも明日から変わることが出来るかな!?」
「逆境を引っくり返せるかな!?」

と思ってくれたのであれば嬉しいなと、今でも思っています。

 この話を聞いた何例かの不登校の生徒さんたちは、もれなく皆
翌週から元気に学校に登校して行きました。
保護者の方は驚いて連絡を下さり、一緒に喜び合って、
これからも全力でサポートしよう!といつも心に誓うのですが、
本当の問題はここから始まるのです。

元気が出て登校し始めた生徒さんたちは、一週間ほどは見違えるほど
いきいきと学校生活を謳歌していたそうです。保護者の方の言です。

そして、一週間ほど経った頃、何が原因なのか解らないけど突然また
学校へ行けなくなってしまった
のだそうです。
原因を訊いても生徒さんたちは話さず、ご家族が何度も訊いた為か、
以前よりも深刻に部屋に閉じこもってしまった生徒さんもいました。


 私はこれらの生徒さんと保護者の方々に、以下のような話をしました。

今まで全く学校に行けなかった生徒さんが、一週間も毎日学校へ行き、
頑張ってこられたのはむしろ物凄い成長です。
しかし、ずっとブランクがあったものを、もう一度再開するのは、
0から始めるよりもエネルギーが要るのです。
毎日練習していたスポーツ選手が、10年休んでプレーを再開するのは、
子どもが初めてそのスポーツを始める時よりも力が要ります。
以前当たり前に出来ていた記憶がある分、余計につらいのです。
以前当たり前に出来ていた一つ一つのことを、またゆっくり挑戦していく
必要があるので、長い目で支えてあげて下さい。

今生徒さんは、体力だけでなく精神力も消費して学校へ戻ったので、
ちょっと回復が必要なのです。毎日登校している生徒さんでも、風邪や
インフルエンザで体力が0になったら休んで回復をします。
「せっかく一週間登校出来たのに休んじゃうなんてどうしたの!?」
ではなく、
「頑張った!えらかった! 体力が回復したらまた行けば良い!」
くらいに見守ってあげて下さい。


このように話しました。

 今、新学期、心機一転学校へ戻ってみて、頑張っている生徒さんたちへ。

「登校して当たり前」「毎日学校に行くのが普通」「褒められるようなことじゃない」と
言われている頃かもしれませんが、それでも皆さんは、自分の力で一つの障害を
超えました。それは誇って良いことだと私は思います。

皆さんは、やりたいことを見つけたら、それに向かって努力をし、達成する力を
ちゃんと持っています。学校に行けない日は回復魔法を詠唱中なんです。
回復したら、少しずつ進んでいきましょう。

不登校生が登校して、数日休んでまた学校へ行って、
そんなあなたは不登校生から一歩踏み出したんだと思います。
頑張るあなたを応援したい、松永でした。

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