静岡県の家庭教師

静岡県の生徒さんへプロ家庭教師のジャンプからのお知らせ

統合失調症を抱えての不登校から普通高校進学へ

2015/05/01

O君は自宅近くに学習塾もありましたが、中学1年生の秋にプロ家庭教師のジャンプに入会されました。

激しいいじめにあった経験を持ち、強いストレスから統合失調症の診断を受けていました。

訪問担当が話を聞きに伺った際にはずっと泣いていたと聞きました。
大人しく、あまり喋らず笑顔の少ない子でした。
不登校になっていたことから学校へ良いイメージが持てないのか、学習にも消極的でした。

まずはご家庭と相談して、指導という形ではなく、毎週家族以外の誰かと会えるようにすることから始めました。
毎週発売の漫画雑誌を好んでいると聞いたので、それを買って届けるところから始めました。一緒にいる時も雑談が中心で、気が向いたら少しだけ英語に取り組むという状態でした。

また、私は記録ノートを作りました。
そこには、話してくれて嬉しかったことや、先週と比べてどんな様子に見えるかなどを綴りました。
あまり話をしなかった日はメッセージ等を書き残しました。
それを本人とご家族に読んでもらうようにして、不安を少しずつ取り除きながらコミュニケーションを広げていくよう努めました。

指導を始めて3か月くらいで、単語練習や簡単な単語テストができるようになり、少しずつやる気をみせてくれるようになりました。

そして、1年生の終わりには、be動詞・一般動詞といった文法の内容にも取り組むまでに成長してくれました。

2年生の夏には転校が決まり環境も変わりました。
「新しい学校に登校しました。」
と報告を受けた時は、生徒さんの勇気や成長ぶりを嬉しく思いました。

その後は少しずつ気持ちの切り替えができるようになり、数学・英語の学習に取り組めるようになりました。

指導内容も復習をしながら、学校の授業と並行したものにしました。とにかくO君が学校に慣れて楽しいと感じてもらえるように考えたのです。

テスト前には五科目を学習できるようにまでなりました。
更に、宿題でわからないところがあればメールで質問をしてくれるほど自発性が芽生えてきました。

日常生活でも、笑顔が増え、元気で活発な学校生活を送れるようになったので少し安心しました。

それでも、ふとした時に症状がぶり返し、私とも会えない日もありました。
私はそれもO君の気持ちのために必要な波なのだと考え、会えないときは保護者様との情報共有に時間を割きました。

3年生になると、生徒自身が受験を意識し、
「加藤学園高校に進学して野球部に入りたい。」
と口にするようになりました。

志望校のレベルに必要な学力を養うために、課題の量や指導時間を増やしました。

私は、くじけそうになったら読んでもらえるように、記録ノートに励ましのメッセージを残すようにしました。

その結果、第一志望校の
加藤学園高校に合格することができました。

本人が勇気を出して転校し、学校へ復帰しただけでなく、普通高校への進学を果たしたことは非常に印象深いです。

生徒さんが望む場所で伸び伸びと学び、経験し、成長していく姿を見守ることが家庭教師としての喜びだと、この件を通して改めて感じました。

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